NISA売却タイミング考察
最近、やや過熱気味の株式相場。
きちんと投資をはじめてからまだ数年。
幸いなことにプラスになっているが、そんな初心者の私でもこの傾向がこの先もずっと続くとは思えない。
NISAは買付から5年間の売却益や分配金が非課税となる制度。ただし、5年後の評価額が下がっていても損益通算ができない。また、5年後のNISA分として継続もできるが、下がっていても当初の買付価格とみなされてしまう。
◆例
ケースA:2015年NISAで100万円の投信を買付し2019年年末評価額 150万円(+50万円)
⇒2020年NISA枠に "100万円分" として継続(ロールオーバー)可
(さらに20万円追加投資が可能。2020年に実質約170万円投資可能)
ケースB:2015年NISAで100万円の投信を買付し2019年年末評価額 90万円(-10万円)
⇒2020年NISA枠に "100万円分" として継続(ロールオーバー)可
(さらに20万円追加投資が可能だが、2020年は実質約110万円投資可能。10万円損?)
これは多くの投資ブロガーさんが "良くない制度" と指摘するところで、「継続時にマイナスであればその実質金額を新たなNISA枠とする」と今後変わる可能性もあるが、保証はない。
そして、最近の好景気をうけて評価損益が大幅にプラスとなっていることもあり、NISA投資分を一旦売却して利益確定する人も多いと聞く。
やはり "5年" という投資期間はリーマンショック等の暴落がある可能性を考えると短い。
インデックス投資はいつでも年3%のリターンを得られるものではなく、長期投資した場合に何十年かをならすと年あたり3~5%のリターンを得られることが統計的にも歴史的にも判明している投資方法だ。
そこで、上記にて仮に年利3%で5年間投資すると15.9%。年利5%で5年間投資すると27.6%、4年で21.6%と出る。
これを超過したNISA投資分については一旦売却し利益確定をしても良いかもしれない。
※本記事は、投資のリターン等の保証をするものではありません。投資はご自身にて判断してください。