ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

フルバンク停車(転倒、立ちゴケ)

バイクは通常二輪でバランスを取って乗る乗り物なので、バランスが取れないと、当然倒れてしまう。それを転倒と言ったり、あるいは、立ちゴケ、中には "フルバンク停車" と言う場合もある。
(※"バンク"とは「倒す」の意味で、フルバンクなので「めいいっぱい倒す」=「転倒」となる)

二輪教習には、当然倒した状態の教習車(バイク)を起こす課題もあったが、普通二輪(400cc)のCB400SF(188kg)は一度も起こせなかった。(起こせなくても教習可能な教習所だった。中には引き起こしができないと入校できない教習所もあるらしい)

CB400SF
https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・CB400スーパーフォア

大型二輪(750cc)のNC750(215kg)は起こせたが、CB400SFとは重心が異なり、車体下部にガソリンタンクがあるからできたと思う。

ホンダ・NC
https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・NC

しかも、教習車はエンジンガード(エンジン部を保護するバー)が取り付けられており、完全に横にはならない。

YZF-R25は250ccなので比較的軽く、166kgだ。

YZF-R25
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤマハ・YZF-R25

実は既に2回転倒させている。

1回目は何故バランスを崩したかもわからないうちに気がつくと倒してしまっていた。まだ扱いに慣れず、エンジン停止後も跨ったままバイクを移動させていた頃、歩道だからとバイクから降りて押して歩いていたところ、バランスを崩して倒してしまった。すぐに近くいた男性が来て起こしてくれた。
そのまま購入したYSPへ行き見てもらったところ、左側へ倒れたときにクラッチペダルがやや曲がってしまっており、工具で直してもらった。金属なので、何度も直せないとのことだったが、そう何度も曲げることはないだろうし、そのときは部品ごと取り替えるしかないと思った。

2回目は確実に原因がある。駐車場から出るとき、二輪は出口のバーの脇を通ればいい(二輪は無料の駐車場だった)のに、前にいた車のすぐ後ろから出ようとしたためだ。完全に自分の不注意なのだが、バーが降りるのが見えたときは時既に遅しで、本能なのかバーをよけようとして左側に倒してしまった。自分の脚が下敷きとなり、少々の打撲だけでバイク本体には致命的な傷はつかなかった。このときも自分では起こしていない。後ろにいた同行者に起こしてもらった。

初めて乗るバイクなので、アドバイスをうけてカウル部分を保護するためのオプションのサイドスライダーを付けていた。それもあって細かな傷はあるが大きな傷や走行に影響する致命的なダメージはない。
YouTubeで「フルバンク停車」「立ちゴケ」「転倒」と検索するとたくさんの動画がヒットする。

YouTube
http://www.youtube.com/

これらの動画で必ず皆やってしまうことがある。
それをしたからといって直るわけもないのに、傷ついた箇所をスリスリ(手で撫でる)してしまうのだ。例に漏れず、私もやった。もちろん、傷は直らなかった。

バイク本体の傷もそうだが、自分自身の心の傷も大きい。購入したYSPの人によると、特に小柄な女性が転倒してしまったあと、乗らなくなってしまうことがあるそうだ。確かに倒す場所が交差点の右折時だったら場合によって大きな事故に繋がる可能性もあるし、また倒してしまったらと考えるとバイクに乗ることが怖いと思ってしまうだろう。

転倒は「みんな通る道」と言われるが、それでもショックな出来事に変わりなく、バイクの車体だけでなく、凹んでしまう。

そうは言っても、また乗るけど。

何故なら…「楽しいから」!