【妄想】世の中こうだったらいいのにな
世の中がこうだったらいいのにな、という妄想です。
以前ほどではありませんが、今も少しだけマンガを読みます。
一時期、週刊少年マガジンの雑誌を読む機会がありそのままアプリ「マガポケ」で読み続けています。
その中で素敵なエピソードがあり、書き残したいと思いました。
「ドメスティックな彼女」は、作家志望の主人公のラブストーリーです。
寄り道エピソードやあまりに主人公に都合の良いストーリー、少年漫画お約束のシーンなどは仕方がないのですが…
ありえない設定でありながら、大作家の弟子になるなどの描写がとてもリアルで、それ以外も人間味あふれる数々の挿話がとても好きです。
毎週日曜日更新で、普段は無料で読める分しか読まないのですが、続きが気になってポイントで最新話まで購入してしまいました。
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ここから連載中のネタバレです。
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主人公ナツオの恋人ルイが妊娠します。
まず、ルイのルームメイトがそれを聞いて開口一番「おめでとー!」とルイをハグします。そして、父親である恋人にまず報告するよう促します。(結局このときは言えずに終わります)
その後、ルイから母と離婚した実の父親へ電話すると、ルイの雇用主でもある父親にルイは謝罪の言葉を述べますが、父親は「まずはおめでとうだろ!」と言い「初孫」「おじいちゃんデビュー」と盛り上がります。さらには、「出産育児で(仕事を)離れたからと言って今まで培ったスキルが消えてなくなるわけじゃない。リハビリ期間は必要かもしれないが復帰すれば(今までのことも)無駄にならない。だからせっかくできた子どもに迷惑だとかごめんだとか言うな。この世に命より大事なものなんてない」とルイに言います。
周囲の誰しもがこの世に生まれてくる命の誕生を祝いそして最も大切に思い、また、仕事(料理人です)面でもブランクがあってもやっていけると言う、これほど愛に満ちた光景があるでしょうか。
おそらく作者は男性の方だと思いますが、このエピソードだけでも「よくぞ描いてくれた!」と涙が出そうになりました。
世の中の"妊娠"のとらえ方がみんなこうなったらいいのにな、と妄想しました。
最新巻は26巻です。
試し読みもできます。