ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

鯖のミルクカレー

スーパーで、このレシピと思われる試食をやっていた。

www.seafoodfromnorway.jp


試食は子どもがいると時間がかかるので、原則あまりしないようにしているのだが、これは匂いで誘われたらしい。
子どもが食べる前に親が食べることが必須だった。おそらくアレルギーや食べられる味かをまず親が確認するためと思われる。

あまり気が進まなかったが、食べてみたら意外に美味しかった。
息子は「おいしい」とひとことだけ言って、小さな紙コップに入った鯖カレーを大事そうにゆっくりと無言で食べていた。
これは、態度で "美味しい" と示している証だ。

少し癖のある鯖でもこうして食べられるいいレシピだと思う。

腕時計のオーバーホール

腕時計を「もう使っていないから」といただいて、1年以上使っている。
買うと10万円をゆうに超えるらしいが、正確な値段は知らない。

タグホイヤーTAG Heuer の腕時計

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腕につけている間は気にならないが、外しているとすぐに2,3分遅れるようになってしまった。

今まで所有したことはなかったが、どうやらスイス製品(ほぼ、日本製ではない時計)は定期的なメンテナンスが必要らしい。
つけごごちは気に入っているし、これからも使い続けたいので、時計内部の清掃、油さし、調整をするオーバーホールに出すことにした。

正規店に出すのが最も確実だが、保証書や購入証明がなく、費用も結構かかる。
いずれ中古品として売るのなら、正規店に依頼するのが良いのだろうが、それは考えていない。
そこで、自宅近くで修理やメンテナンスもしている時計店へオーバーホールをお願いした。

急げば5日間ほどでやっていただけるとのことだったが、ほかにも腕時計は持っているし、特に急ぐ理由もなかったので、終わったら連絡をもらうことにして預けた。
腕時計を見て、パッキン不良もあると指摘され、予算は23,000円と言われた。パッキンがダメになっていると時計内部に大敵の水分が入ってしまうそうだ。

10日間ほどで「修理が終わった」と電話があり、受け取りに行った。
「電池交換もしたのでこれで3年は動きます」と言われた。オーバーホール代は、預けたときに言われた金額と同じだった。
時計本体やベルトも綺麗にしてもらえたようだ。
これでこの先もまだ使うことができそうだ。

企業型確定拠出年金の投資配分を変更

確定拠出年金はいずれもインデックス投信で、割合を日本株5:先進国株式4:新興国株式1にしていた。

確定拠出年金と個人的な投資を始めるにあたって読んだこの本のセオリー通りに。

全面改訂 ほったらかし投資術

 

しかし、下記の記事を読んで、確かに全体の投資金額に比べて確定拠出年金はそれほどの金額ではないことから、期待リターンの大きい先進国株式を多めに、信託報酬の高い新興国株式をやめ、「先進国株式6:日本株4」へ変更した。

longinv.blog103.fc2.com

 

下記引用部分が、その該当箇所。
>401kは低コストの先進国株式インデックスファンド100%運用に決定
>運が良いことに、勤務先の401kでは、確定拠出年金専用ファンドである 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS (信託報酬0.1785%)が、先進国株式クラスのファンドとして選ぶことができました。


新興国株式はリスクが高く、信託報酬も高いので、たまに気が向いたときに購入する程度でよいと考えている。(確定拠出年金以外で)
保有中で今後も主に投資する VT ETF にも新興国株式は含まれている。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT ETF)

今回のきっかけになったブログは、投資に関して参考になる記事が多く、おすすめです。

longinv.blog103.fc2.com



個人的には、先進国株式を主にして、残りが日本国株式、たまに新興国株式でよいのではと考えている。
REITは今後「過剰供給になる」との説があるため、手を出す予定は今のところなし。

理解と無理解との間

 

これに加えて子なし同僚には「そんな便利なところ(病後児保育のこと)があるならもっと使えばいいのに」などとあっさり言われたことがある。

枠を確保するだけでも大変なのに。
「熱出し過ぎ、風邪ひきすぎじゃない?」とも言われる。

まるで管理がなっていないと言われている気分。(若干の被害妄想もあるけれど)

大人と乳幼児は違うのに。

 

これからは育児だけでなく、介護に関わる人も多く出てくる。

育児は関係なかった人も仕事をどうにかしなければならないときが来るはずなのに。
自分は関係ない、わけではないのに。

 

そういうひとたちとの間には、違い過ぎる価値観の大きな溝がある。

説明すればわかるという意見もあるけれど、説明するより流した方が楽。

少なくとも自分だけはそうならないように心がけたい。

 

ただ、仕事上ではそもそも仕組みやマネジメントの問題で、弱者や言いやすい相手に仕事のしわ寄せのはけ口を求めることが間違い。
とはいえ、お互いがお互いの立場を考慮しましょうという本当の教育がされていないから難しい。

だから、今そうした問題に直面している世代が多数派になって変えていければいいと思う。

それと自分たちのルールが最新でも最良でなく時代により変わることを意識することも大事。

 

輝かなくていいから、肩身の狭い思いをして働かなくてよい社会になればいいのに。

君の名は。 再び鑑賞

2016年夏の公開以降、とても評判がよくずっと観たいと思っていた「君の名は。」を2017/1/2にやっと観た。
観てすぐに「これはもう一度映画館で観たい」と思った。
早速1/8に再び映画館へ行って観てきた。

1週間もあいていないので、ストーリーはほぼ覚えている。
それでも、やはり観て良かったし、『もう一度、大事なひとと一緒に観たい』とも思った。

初見時では気づかなかったが、伏線もあった。
「一度観れば十分」と思うむきもあるだろうが、何度観ても新たな発見をしたり、同じ余韻を味わったりできる作品だと思う。

今回は一度観たあとだったので、ネタバレというほどではないが、映画「君の名は。」に関するTV番組の動画もいくつか見て行った。
光の当て方や光をどのように背景に反映させているか、なぜここまで光や風景にこだわるのかなどの話を新海誠監督が説明している場面があった。
それらを頭に入れていって、より深く作品を楽しめたと思う。

日曜の昼下がりの上映回、300人程度入ると思われるスクリーンはほぼ満席だった。
もうしばらくは映画館で上映されそうだ。

作品の舞台となった飛騨市では、「君の名は。」上映中は関連した展示やイベントを続けるという。
飛騨へは未訪でもあるし、今年のうちにその風景を実際に目にしたい。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 (ネタバレなし)

※ネタバレは含めずに書いていますが、気になる方は読まずに映画館へどうぞ。



フレデリック・フォーサイスの作品が好きだ。
息をもつかせずそれでいて緻密、そして多くの作品が近代史上の事件とリンクして事実かのように描かれているストーリーがいい。

最近、そのフォーサイスの著作「オデッサ・ファイル」を何年かぶりに再読した。
その中で主人公は第二次世界大戦後も犯罪者でありながらドイツ以外の国で優雅に暮らすナチス幹部を追い詰める。その中で、戦前と変わらず政治などの公職で権力をふるう亡霊ともいえるナチス関係者による数々の抵抗に屈せず、職責を果たそうとしている検事のバウワーにも接触していた。
その検事が主人公のこの映画をぜひとも観たくなった。

全体的に暗い色調なのは、当時の状況を再現しようとしたためか、監督の好みなのかはわからない。
スパイ映画と違いそれほどのスリルはないが、有能な検事が執念を燃やし生涯を費やしたナチス幹部に迫る様子はとても見ごたえがあった。

公式サイトはこちら。

eichmann-vs-bauer.com

昔は○○だった/○○しなかったの害悪

「昔は○○で平気だった、今は過保護過ぎる」などと言う人がいる。
主に、老齢と言われる人たちだ。

直接は言わないが、「ではあなたがたも昔はもうとっくに死んでいた可能性が高いのですよ」と言い返したい衝動に駆られる。

私も昔なら死んでいたのだ。
今は病気だとわかって足りない(体内ではもう生成できない)分泌物を薬で補充できているから生きている。

昔と今とは環境も違う。
昔のいいところもあるが、今のいいところもある。

単純に「昔は…」と今を批判することを言わないで欲しい。
今だからやっていることで受けている恩恵は必ずある。
昔はわからずじまいのまま亡くなったり、今に繋がる結果を残して犠牲になった人びともいる。
その過程と結果を無視するのは、学習や研究や発展を否定することだ。

批判している気がないとしたら余程の鈍感だ。

単純な述懐かもしれないが、これまでの経過を無視した言い方は看過できない。
発言主に直接言うと角が立つことが多く厄介だ。

私は不明だったことが判明し、医療や科学が発展することに期待したい。