ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

コーヒーが好き

コーヒーが好きだ。
両親ともコーヒーを1日2-3回は飲む習慣があった影響も大きいと思われる。
お茶(10時・15時)、夜食(21〜22時頃)と、少し菓子を食べながらコーヒーを飲むのが常だった。
コーヒーメーカーも何台か代替わりした。
今振り返ると、なんでもない会話をしつつ過ごす時間があったのは良かったと思う。
テレビを見ているだけのときもあったけれど。

学校を卒業して働き始めたころ、きっかけは忘れたが、ハンドドリップでコーヒーを淹れるようになった。
重厚な雰囲気の老舗喫茶店で飲むコーヒーを自宅でも飲みたかったからかもしれない。
最初は見よう見まねで淹れていた。
それでも手挽きミルで挽いた豆で淹れたコーヒーは格段に美味しかった。
そのうち、インスタントコーヒーはミルクを入れないと飲めなくなった。あまりの不味さに。

コーヒー本どおりのセオリーから始めて、喫茶店で盗んだ技を取り入れたりした。
手挽きミルを買うにあたって参考にしたコーヒー豆屋のまっすぐなコーヒーへの情熱と誠実さに惚れ込み、ずっとその店でコーヒー豆を購入していた。
スペシャルティコーヒーなるものがあることを知ったのもそのお店のおかげだ。
同じ豆でも焙煎の腕によって全く味が違ってしまい、ときには台無しにしてしまうことも知った。

コーヒー豆はどんどん値上がりした。
「200g × 4袋 送料込2980円」が「250g × 3袋」となり、とうとう「200g × 3袋 送料込3200円となった。
世界的に値上がりしたことや、スペシャルティコーヒーへの注目が高まり手に入れにくくなったことが原因のようだ。

この価格で今後購入し続けることは難しいのではと考え始めた頃、あるスペシャルティコーヒー店のドリップセミナーやコーヒー好きの知人から教えてもらった店に変えた。
大袋での購入になるが、500g × 4袋で2000円〜は安い。試しに購入したところ、当然それまでのお気に入り店には敵わないが抜群のコストパフォーマンスだった。コーヒー豆購入店変更にあたりもう1店試したが、対応やコストパフォーマンスの点で、最初試した店に決めた。

この店ではまだ試していない豆もある。
お気に入りの銘柄がまだあるかもしれないと思うと楽しみだ。

そうしてせっせとほぼ自分ひとりしか飲まないコーヒーを毎日淹れて飲んでいる。
コーヒーを淹れる気になるか否かで体調のバロメーターになるほどだ。

自分の淹れたてのコーヒーを飲み、ほっと一息つく時間が何より好き。