ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

「○○の秋」3000文字チャレンジ

「3000文字チャレンジ」(私にとっての)第二弾

今回のお題は「○○の秋」

秋にもいろいろありますが、うまいもの好きとしては何と言っても「食欲の秋」です。

 

運動や体を動かすことが苦手なので、私にとっては「スポーツの秋」ではないのもあります。ただ、日が短くなってきた秋の夜長にする読書はいいですね。

秋といえば、紅葉も楽しみです。若葉の時期の木々の葉が芽吹き、それが日々濃くなってゆく変化を観察するのも好きですが、紅葉の観察もまた楽しいのです。その日までの天候による違いや同じ木でも年ごとに色づきや濃淡の違いがあります。過去の気候に思いを馳せてこれから来る冬を思うなど物思いに耽るのも秋が似合います。

 

さて、「食欲の秋」です。

一年中何らかの旬ですし、秋以外が最も美味しい季節の食べ物もありますが、秋が旬の食べ物はまた格別です。

干し芋干し柿が出回るのも秋からです。果物なども多くが実る秋は誘惑がいっぱい。

干し芋は平たく切った芋を干すものと思っていましたが、最近知った1本そのままの干し芋は旨味が凝縮しているように思います。市場にはあまり出回らないそうです。茨城出身の友人からおすそ分けでいただきました。

 

東京會舘のマロンシャンテリー」も秋限定のメニューです。栗といえば、「小布施堂の朱雀」も死ぬまでに一度は食べたいもののひとつです。

 

栗といえば、「栗の渋皮揚げ」も秋ならではの一品です。居酒屋のメニューで知り、初めて食べたときのあまりの美味しさに感激してもう一度注文し、それ目当てに日をおいて同じ居酒屋へ行ったこともあります。

松茸は確かに美味しいのですが、残念ながらそう簡単に口にすることができるものではありません。

 

帯広クランベリーのさつまいもそのままを容器に焼き上げた大きなスイートポテトも好きです。

晩秋になればアップルパイもいいですね。マミーズのアップルパイは素朴で優しい味でたいへん人気です。カスタードアップルパイのRINGOも行列のできるアップルパイ専門店です。

マロンパイやスイートポテトパイもいいですし、タルトも美味しいです。お菓子作りの好きな方は一年のうちで最もワクワクする季節かもしれません。

 

クルミなどの木の実の季節でもありますね。クルミを使ったお菓子といえば「クルミッ子」です。こちらは通年販売です。

クルミは通学路となっていた雑木林で拾って持ち帰ったことがあります。家の玄関先で固い殻を割るために金槌で叩いていたら母に怒られたことをよく覚えています。

 

ぶどうも夏の終わりからいろいろな種類が出回ります。定番のデラウェア、巨峰のほか、ピオーネ、藤稔、マスカットオブアレキサンドリア、マニキュアフィンガーなどなど同じぶどうなのにそれぞれ個性のある品種がたくさんあります。

皮ごと食べられる種なしの手軽なシャインマスカットやナガノパープルが個人的に最近のお気に入りです。ぶどうからつくられるワインも秋から新酒が出回ります。ぶどう狩りやワイナリーツアーも秋のレジャーとして人気のようです。

春よりも秋の方がちょっとずつ分散したお休みがあるので、カレンダーどおりのお休みが取れる方は「どこへ行こうか」と楽しみが多い季節ではないでしょうか。

 

梨は夏のころから出回りますが、夏から秋にかけてそれぞれの時期の品種を食べ比べるのも楽しいです。新高よりも幸水豊水など瑞々しいものが好みです。店頭にほとんど出回らない幻ともいわれる「かおり」が気になっています。最近は洋梨も多く店頭に並ぶようになりました。そのまま食べても美味しいですが、特に洋梨はコンポートにするのもおすすめです。

 

新米も夏の終わりから食べられますね。もちもちご飯好きなので、新米で炊いたご飯はついつい食が進みます。白いご飯そのままでも美味しく食べられますが、塩気の強いいくらの醤油漬けなどを少々のせて食べるのも好きです。

 

ただ、秋は台風が多く日本に向かってやってくる季節でもあり、農家さんにとっては気がかりかと思います。自然災害は避けようがないですが、できるだけ被害は最小限であれと願うばかりです。

 

最近漁獲量が減っていると聞く秋刀魚も秋に食べるのが美味しいです。一般的に焼魚で食べることが多いですが、新鮮なものであればお刺身をぜひ食べたいものです。

 

夏の間も食べられますが、牡蠣も秋からの食べ物です。冷え込んでからの鍋も良いですが、個人的には生牡蠣が最も好きな食べ方です。晩秋ならひやおろしなどの日本酒と一緒に味わうのがいいですね。生牡蠣にあたると悲惨だと聞きますし、生牡蠣は口にしない人も多くいるようですが、今のところ私は生牡蠣を思いっきり楽しむ所存です。

カキフライも好きです。手軽に食べられるところでは、やよい軒のカキフライがおすすめです。

 

秋になると気温が下がってくるので、夏の間は販売休止をしていたものにも再会できます。

チョコレートがそのひとつです。リンツのリンドールが好きなのですが、少しお得に買えるお店では夏の間は並びません。人気のラスク、ガトーフェスタハラダの「グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート」も10月からの販売です。ホワイトでないチョコレートがけもありますが、私は断然ホワイトチョコレートをおすすめします。ちなみに、5月下旬までの販売です。

チョコレートは溶けると味が変わってしまうので、涼しくなった秋からが美味しくいただけます。ベルンやフランセのミルフィユ、お取り寄せなら北海道六花亭のチョコレート。最近はビーントゥバーのチョコレートもあり、カカオ豆の産地の違いによる味わいが楽しめます。有名どころでいうと「ミニマル」でしょうか。ミニマルにはオンラインショップもあります。

見た目が華やかで選ぶのが楽しい円形のチョコレート「ショコラ ベルアメール」はちょっとしたプレゼントに最適です。

 

仙台の晒よし飴も秋からの製造です。とても壊れやすいのですが、お取り寄せもできますので、まだ味わったことのない方にはぜひ体験してほしい食感と味わいです。初めて食べたときは衝撃をうけました。あまりに気に入ってその後すぐに取り寄せ、贈答品としても利用しました。

 

今思いつくのはこのくらいですが、ほかにもたくさん秋から楽しめるお菓子はたくさんあると思います。「これぞ」というおすすめがありましたら、教えていただけると嬉しいです。

 

私が子どものころは、落ち葉を集めて庭先で焚火をし、焼き芋をしたものです。近くに畑がありさつまいも掘りにも行きました。ガスコンロのグリルで焼いても美味しくできますが、思い出と味の記憶が美化されているのか、屋外の直火で調理した焼き芋は別物と思ってしまうほどの味の違いがあるような気がしてしまいます。

 

ただ、先日某TV番組で一部の出演者さんが絶賛していた焼き芋専用土鍋が気になっています。土鍋の中に石を並べじっくり焼くことで極限まで甘味を引き出すそうです。ただ、その商品を紹介した合羽橋の料理道具専門店の飯田屋さんによると「先代の強い思い入れがあって取り扱っているものの値段のせいかほとんど売れない」とのこと。確かに3780円で焼き芋にしか使えないとなると購入は躊躇してしまいます。場所も取りますし。

 

「秋」「芋」といえば「さつまいも」ですが、個人的におすすめなのが、「焼き里芋」です。これは祖母から教わりました。アルミホイルに包んで焼けば皮もするっと簡単にむけます。焼きたてにしょうゆや味噌などをつけて食べるとついつい食べ過ぎてしまうほどです。里芋は煮物にすることが多いかと思いますが、ホクホクした焼き里芋もぜひお試しあれ。甘いものが苦手な方も里芋でしたら食べられるのではないでしょうか。

 

<3000文字チャレンジ>

・ルールはこちら

・今回の出題ツイート。(お題:◯◯の秋)