過信の怖さ
「自分は大丈夫。そんなことにはならない」
…そんなことは、ない。
誰しも予期しない事態に陥る可能性は、ある。
今の自分は大丈夫でも、時が経過して変わっているであろう未来の自分は?
様々な経験によりつくられた今の自分では大丈夫でも、過去の自分はどうだったか?
生まれてから死ぬまで全く変わらずにいることはあり得ない。
避けたい事態を避けるには「自分だけは大丈夫。ほかのひととは違う」という根拠の有無に関わらないがその自信、というより過信は禁物だ。
「もらい事故」もあり得る。
どんなに優れている人でも、予想だにしないことに遭遇することも、ある。
ひとは強くて、でも弱くもあるいきものだ。
そして、自分では制御しきれない大きなうねりも、ときにある。
だからこそ、覚悟や備えという心構えが大切で、「自分は大丈夫」という過信はし過ぎてはならないのではないだろうか。