ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

朔日の御守り -白い「氣守」-

毎月一日のみ頒布される白い「氣守」を求めて、三峯神社へ行った。

 

6/1(木)でも、朝4時時点でR140から三峯神社へ向かう道の二瀬ダムまで渋滞していたとの地元の方の事前情報を受け、7/1は土曜日で混雑が予想されることもあり、目標は「前日に現地入り」とした。

 

GoogleMapによると、我が家から三峯神社までは片道約3時間程度。

金曜の仕事帰りから帰宅後シャワーして着替えてすぐ車で出発した。(19:15)

 

途中で同行者を拾い、関越道に乗り、三芳PAで休憩。

三芳に寄ったのはいも恋まんじゅうを買うため。(埼玉県内でしか販売していない)

蒸したては19時か20時までの販売か既にいも恋コーナーは無人で、お持ち帰り用を購入。

 

その後は休憩せず、花園ICで高速を降り、秩父方面へ向かった。

一度三峯神社へ行った同行者によると、花園IC付近は「まだ "都会"」で、徐々に店やGSがなくなっていくとのこと。

ガソリンが心配な場合は、秩父市街にもあるが、花園IC付近で入れておくことをおすすめする。

 

ドライブスルーやチェーンの定食も多数あり、腹ごしらえもここでしておくのが良さそう。車中泊となるので、まだなければ食べ物や飲み物もできればここ周辺のコンビニで調達しておくと良いと思う。

何故なら、三峯神社に近くなるほどコンビニの数も減り、おにぎりがほとんど売切ですぐに食べられるものは品薄になっていたからだ。ちなみに、秩父から三峯神社へ向かう道ではローソンが多く、7-11やファミリーマートが良ければ見つけたときに入っておくと良い。

 

秩父方面へは、皆野寄居有料道路(現金払 普通車420円,軽自動車・二輪車310円)と皆野秩父バイパスを利用。(途中、「秩父方面はここで降りよ」のICを通過してしまったが、三峯神社へ行くならこの時点の終点「秩父蒔田IC」で結果的に問題なかった模様。2017年度中にはさらに延伸して便利になるとのこと)

有料道路を使わないと、「過酷な山道」だそう。

 

秩父駅付近を通り過ぎ、だんだんと店も人家もなくなっていったが、何故か車が多い。しかもほとんどが地元ではないナンバーの1BOXやミニバンなど。自身もその1台ではあるが、「これがみな三峯神社へ向かうのか…」と思った。

最後に寄ったコンビニの駐車場でも、聞こえてくる会話から、どうやらほとんどが三峯神社へ向かうひとたちだった。

 

対向車はほとんど通らなかったが、反対側の車線の端を、三峯神社方面へ歩いていく人を数人見かけた。登山の装備をしており、夜通し歩いていくようだ。

(最寄駅の三峰口駅の終電は20:53。GoogleMapでは徒歩約6時間)

 

R140から二瀬ダムを過ぎ、山道へ入ってもしばらくは快調に進めた。

折り返す坂道が続き、どんどん標高が高くなっていっていることを耳が塞がった感覚で実感する。途中、鹿が二匹草を食んでいた。

「これなら大丈夫かも」と思ったが、遂に道路上で車は止まってしまった。先が詰まっているようだった。それでもだいぶ山の上まで来ているので、ここまで来て目的を達せないことはないだろうと思った。

ここでの時刻は23時過ぎ。車を止め、エンジンを切り、少し窓を開けた。

梅雨で少々湿気はあるものの、暑すぎもせず、寒くもなく、特別な装備がなくても過ごせた。

(夏以外、特に厳寒期は標高1100mにつき、冷え込みが厳しいと思われる)

 

車内で仮眠をとるが、あまり眠れない。車を止めて先の様子を見に行く人たちの懐中電灯がチラチラと気になる。駐車場待ちの台数を数えている声も聞こえた。どうやら車の待ち順が40台であることは確実で、あまり待たずに駐車場へ入れるのではないかと希望が出てきた。

到着時には降っていなかった雨も2時過ぎに降ってきて、開けていた窓をさらに細くした。

 

朝5時過ぎ時点の風景。

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トイレがあると聞いて駐車場へ向かった。1年前にはなかったきれいなトイレが新しくつくられていたそう。自動洗浄機能もあり、とても快適だった。停車場所から駐車場までは徒歩5分程度で行けた。

朝6時過ぎ、前の車が動いた。既に駐車場にいるひとたちの参拝が終わるまで入れないと思っていたが、係員の誘導で駐車場に入ることができた。ただし、普段は駐車場には使わないスペースのようで、できるだけ車を駐車して渋滞を解消しようという町や神社の配慮が感じられた。

あいにくの雨だったが、バイクも多数。機動力では小回りの利く125ccスクーターが良い。参拝後の帰りの車が来る前なら、反対車線側を通って山へ上って行ける。

白い氣守の整理券配布は7時からだが、行列ができていた。配布場所の境内への入口から駐車場を過ぎ、さらに奥の駐車場内まで折り返していて、どこまで続いているのかわからないくらい。

7時前には列が進み始めた。整理券を受け取り、そのまま本殿への順路へ進む。これもまた行列。白い氣守の頒布は8時からだが、8時前には列が動き始めた。

本殿への参拝は線に沿って4列で並ぶ。本殿正面左手の建物が白い氣守は、建物正面右手にあるほかのお守りなどの窓口と、左手の御朱印や祈祷の受付との間の真ん中にある。

白い氣守りをいただいたあと、本殿の左右にあるご神木のいずれかに並ぶ人も多かった。(パワースポットらしい。本殿正面左手の大きな木に並ぶ人がほとんど)

祈祷受付の奥には温泉もあった。(土日祝は9時から)

 

最初の待ち行列がはけたあとは、次に到着する車の状況にもよるが、整理券受取から参拝、お守り授与まではそれほど時間がかからないようだ。

 

雨が強くなっており、早々にひきあげた。

上る途中で路上に車を置いて運転手ともども向かったと思われる駐車した車が複数台、下り坂の待避所を駐車場がわりにしている車も多数あった。(いずれももちろん違反)

気持ちはわからなくもないけれど、事故が起きても不思議ではない状況だった。それに、駐車場に止まっている車は参拝が終わるまで出ないので、ほとんど車の列は動かない。トイレはどうするのだろう。

三峯神社へ向かうと思われる車の渋滞は二瀬ダムを過ぎ、R140沿いの大滝温泉もその先も秩父市街地の手前くらいまで続いていた。

気の毒なのが、配達などの営業車。この日(毎月1日)は地元のひとびとも十分わかっているだろうし、配達などをお休みしても良いのではなかろうか。

 

帰りは、点在している道の駅のスタンプめぐりをし、少し遅めの昼ご飯を食べて帰った。

車中泊かつほとんど眠れなかったので、帰宅後はぐったりだったが、最低限雨で濡れた服などの後片付けをした。

 

今回、初めての三峯神社参拝だったがとても慌ただしくなってしまったので、できれば平日、無論1日ではない日にじっくりと、できれば奥宮まで行ってみたい。

 

<まとめ>

1.最低でも現地に前日入り。(0時を超えると厳しい)

2.ガソリンは満タンで向かう。(長距離の場合はIC付近で満タンにしておくこと)

3.バッテリー上がりに注意

4.持ち物

・十分な防寒着と雨具(山の上は寒い、天気が変わりやすい。足元も悪い)

車中泊を快適にするグッズ(厳寒期は寝袋があると良さそう)

・1-2食分の食事、非常食、飲料(現地調達は避ける)

・暇つぶしになるもの、懐中電灯やヘッドライト

・簡易トイレなど万一の備え

・不意の事態の際、引き返す強い心。