Kindle Paperwhite購入 - ほんのひとさじ

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以前から興味はあったものの「でもお高いんでしょう？」と思って、本を読むのは主に図書館を利用していた。端末代のほかに紙の書籍とほぼ同額の電子書籍代がかかるなんて、金銭的に余裕のあるお金持ちの使う "おもちゃ" で自分には高嶺の花で、しかもかつてあれもこれもと自分の興味の赴くままについあれもこれも買って結局積んでいた頃に逆戻りできる自信もあった。しかも、リアルな紙の書籍と違って物理的に圧迫されることもないから、買い過ぎることが目に見えている。それであえて見ないふりをして「自分には関係ない」「縁がない」と言い聞かせ忘れたつもりになっていた。

それでも Kindle Paperwhite を買う気になったのは、比較的アクセスしやすいはずの最寄の図書館へなかなか行けなくなっていたこと、自分の読みたい本がないことやすぐには借りられないことがあったからだ。

加えて、Kindle Unlimited なる読み放題サービスの存在を知り、「数年前のベストセラーもリストにある」「読み放題の手軽さから読書ジャンルの幅が広がった」「一冊読んで一文だけでも印象に残ればいい」と実際にそのサービスの利用者から直接聞いたからでもある。

月980円なら端末代を含めても年間書籍費の予算内に収まる。読み放題の対象ではない読みたい本があれば、たまに行われるセールを活用するなどして購入しても良い、と考えたのだった。

さて、そうは言っても支出はできるだけ抑えたいもの。定期的なAmazonのセールで最も割引率が高いのが、プライムセールとのことだった。私は Amazon よりヨドバシカメラ派で、プライム会員になるつもりはなかったが、30日間の無料お試し期間でもプライムセールは利用できる。そうしてプライムお試し会員となり、Kindle Paperwhite を購入した。6000円割引で9980円。

嬉しい誤算もあった。プライムセールにおいてなんと Kindle Unlimited のお試しセールも実施されていた。3ヶ月99円。仮に、プライム会員退会後月980円となってしまっても、もともとは最初から月980円を払うつもりだったのでそれでも良い。

そして、ついでに、Amazon Music も4ヶ月99円のキャンペーンに惹かれて、サービス申込をしてしまった。お試しでBGMとしてクラシックをかけていることが多い。こちらは毎月780円なのだが、継続の予定はない。キャンペーンはありがたいし、使えばお得なサービスだとは思うが、ひとつひとつの金額はさほどでなくとも、塵も積もれば何とやらだ。今後も継続する支出を増やす(増える)ときは、慎重に検討したい。