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ほんのひとさじ

日々の雑記

「この世界の片隅に」を観た

映画

今年はあまり映画館に行っていない。
年始に「妖怪ウォッチ」(息子と)、「007/スペクター」を観て、それ以外はCoccoが出演した「リップヴァンウィンクルの花嫁」と、映画館で観たことのなかった「AKIRA」を観ただけだ。

2016年は特に邦画の当たり年らしく「シン・ゴジラ」「君の名は。」「聲の形」がずっと気になっていた。
しかし、映画を観にいく時間ができたとき、観た人観た人が『とにかくこれは見るといい』と言っていた「この世界の片隅に」を選んだ。

結論をまず言おう。
これは観て良かった。観た・観ていないで、人生や普段の日々の何かが大きく変わるわけではないけれど、この作品を知って良かった。確かにこれは多くのひとに観て欲しいと思う映画だ。

鑑賞後すぐに本屋で原作本(漫画、上中下巻)を買った。初めてのことだ。
ストーリーは映画とほぼ同じなのに夢中で読んだ。

舞台は呉と広島。時代は太平洋戦争前から終了の頃まで。
時折、ファンタジーも少々はさむが、丹念に当時の "市井のひとの暮らし" を淡々と描いている。

主人公「すず」を中心に物語はすすむ。
そこには "特筆すべき何か" はない。
それこそがこの作品の特徴だ。

ひとは特別な業績や功績を残していなくても、そこにいるだけで美しい。そう思えた。

おそらくこの作品は、まだしばらくの間は映画館で上映されるだろう。
少なくともあと1回は観に行こうと思っている。