ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

NISA口座投資分の売却(利益確定)はいつすれば良いか

通常の証券口座(特定)では売却益(≒株などを売ってプラスになったときの差額)に約20%の税金がかかるが、NISA口座ではこの売却益に課税されない。(非課税)
しかし、特定口座では売却益が出ない場合には損益を合計して確定申告することができるが、NISAにはそれがない。

雑かつ強引に纏めると、NISAでは利益を出さないと「ただの大損」ということ。

「経済は波の上下がありつつも緩やかには成長する」とはいうものの、ときに凹むこともある。
非課税期間が限定されているNISAで、利益確定したい(売却益を出したい)ときに投信や株などの保有資産が利益が出るどころではなく、購入時の金額よりも低い可能性もある。
さらに株でいえば、最悪の場合、紙切れ(=0円)になることもありうる。

投信や株を売却して売却益を出してこそ、NISA口座で投資した意味があるとも言える。

購入時よりも高くなったときに売却をして利益を確定するのはいつが良いのだろうか。
時々刻々と変わる株の値動きをずっとウォッチしてはいないが、ときどきは保有している投信の値動きを確認して、そのタイミングをはかるのがよいのか。
NISAの投資期間はまだあるのでしばらく放置の予定でいたが、NISA口座について、インデックス投資ブロガーさんの記事があった。

opal10opal.blog.fc2.com


>でもやっぱり年ごとに枠があって、証券会社のNISA口座では年ごとの
>トータルリターンも確認できるんだから、年ごとに売却できるように
>してくれたほうが5年&ロールオーバー10年という期限が区切られている
>NISAを効率的に使えると思う。基本的に長期投資派だけど、NISAという
>枠と期限がある制度を有効に使うにはそうして欲しいな。

上記、引用部分、強く激しく同意。

幸い、私の場合、2016年からSBI証券のNISA口座にしており、別の某大手証券会社のNISA口座2015年分はトータルでは若干プラスで現金化済み。
2016年以降のNISA口座全体は現時点ではプラスなので、今のところは良いけれど、今後は購入年によってその損益の差が開く可能性が大いにある。
だから、そこそこの利益が出るタイミングで利益を確定したい。でも、まだ非課税期間まで時間がある投資分はそのまま保有したい。
そう思っても、買付年が違う同じ投信を現時点では「買付年ごとに売却」はできない。
(例:投信Aを2016年、2017年と続けて買付して、2016年購入分だけを売却することができない。売却する場合は、全額か口数指定となる)

いまのところは、年ごとに "異なる投信" を買付すれば、その年ごとの売却が可能だ。
しかし、せっかく信託報酬の少ない投信を選んで買付しているというのに、それをあえて最安値ではない信託報酬の投信を買付するのもおかしな話だ。
(ここ最近は信託報酬が下がってどこも大差はなくなってきているが、それでも払わなくて良いお金は払いたくないもの)

トータルで考えて損しないところを見極めて売却するしかないのだろうか。
それとも、直接「ユーザの声」としてあげれば、証券会社側の仕組みが変わるだろうか。