ほんのひとさじ

日々の雑記

移動図書館

子どもの頃、家の近所へ2週間に一度、移動図書館が来ていた。家の近くに唯一あった商店街---といっても個人商店が数軒並んでいただけだったが---のそばの駐車場へ図書館ふうに改装したトラックがやってきた。市のどんな本を借りたかはもう覚えていないが、毎回とても楽しみで移動図書館が来る時間前にはその場所へ行って銀色のトラックが来るのを今か今かと待っていたことは覚えている。最初は母に連れられてだったが、そのうち、自分だけでも行くようになった。
おそらく、司書さん選りすぐりの本が積み込まれていたのだと思う。主にターゲットとしていた子どもたち向けの本が。

バスで行く最寄の駅が大きく変わり、その駅の近くにショッピングセンター兼住居マンションが建設されてそこに新しく図書館が開館したこともあり、移動図書館は来なくなった。

移動図書館は、わくわくしながら本と出会い、読みたい本を探すことを身近で体験できた思い出のひとつ。