ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

投資をはじめたきっかけ

全く投資に興味なく、勤務先の持株会の換金のためだけに証券口座を開設していた。
NISAもその証券会社に開設すると現金がもらえたので、それを目当てに開設した。

投資は怖かった。
預貯金と違って減るから。(正確には "減ることもある" だが)

しかし、投資さぜるを得ない事態になった。
勤務先での確定拠出年金(企業型)導入によって。

金融商品として定期預金も選択できるが、この低金利では、退職金が実質目減りすることは明らかだ。

投資期間が数年と短いのなら、定期預金が最も確実だろう。
数年単位では大きく凹むこともありうる。
しかし私が60歳になるまでにはまだ15年以上ある。(勤務先が潰れても確定拠出年金は継続できる)

とりあえずこの本を購入して読んだ。
全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

諸説あるものの、確定拠出年金はいずれもインデックス投信で、日本株5:先進国株式4:新興国株式1にした。
(この割合はいずれ見直しを考えている)
インデックス投信にしたのは信託報酬が安いから。
アクティブ投信はうまく行けばリターンが大きいが、そのぶん信託報酬も高い。
お金の運用にかかる手数料は安いに越したことはない。

非課税となるマッチング拠出も限度額いっぱい拠出することにした。
これを機に財形貯蓄(定期預金)を止めた。
「元本が保証される貯蓄」と「原則として60歳到達時まで引き出しできない元本保証のない投資」という大きな違いはあるが、支出してしまう前に強制的に積立することには変わりない。

勤務先の確定拠出年金加入をきっかけとして、NISA口座での運用をはじめた。
現金プレゼント目当てで開設した証券口座とNISA口座だが、現在はネット証券をメイン口座にしている。
購入できる投信の種類が多く、そのほかの手数料も安いからだ。
現在の低金利ではハイブリッド預金にしておく意味は薄れてしまっているが、SBI証券の買付資金は買付までSBI銀行のハイブリッド預金としておくこともできる。(SBI銀行に口座がある場合)

私より先にインデックス投信を始めた友人が「はじめてすぐにリーマンショックが来て震えたけど踏ん張って続けている」と言っていた。
私も一時的な減少で慌てずに、長期的に構えて少しずつでも続けようと思っている。