ほんのひとさじ

ゆるゆる過ごす日々と投資の記録

技能教習1時限目(スタンド)

2016/6/18

 

予鈴が鳴り、早速二輪教習控室へ行く。簡素な机と椅子が並び、壁には棚があって、プロテクターやヘルメットなどが置かれている。
前の時限の教習を終えて戻ってきた教官に、担当教官名が掲げられた机の前の椅子に座って待機するよう言われる。担当教官名は配車受付をしたときに出力される紙に記載されている。先ほど控室前をうろうろしていた男性ともうひとり20代前半くらいの男性が来た。今日の教習は私を含め3名で行うらしい。
チャイムが鳴り、教習開始。まずは技能教習の受け方説明から。3名とも普通自動車運転免許所持。教習時は必ず所持免許証を提示すること(ちなみに、ゴールド免許は私だけ。ほか2名は青だった)、バイクの鍵は必ず手渡しすること、教習が終わっても指示があるまで勝手に帰らないこと(教習が成立しない)、体調不良(トイレ等)や怪我は教習中でも申し出ること(ただし、教習途中となるので、教習不成立となる)、教官の指示には従うこと(免停による再教習生もいて、教官の言うことを聞かないらしい)、教習中はこの部屋が無人になるため貴重品は貸出のウエストポーチに入れて身につける、などの注意事項を聞く。
教習は今日から9ヶ月以内(2017/3/17迄)に卒業しないと無効となるが、それほど期間をかけず、感覚が鈍らないうちに、できれば1ヶ月くらいで取得しましょう!と力強く励まされる。(せんせー、それは運動神経が人並みの人に限った話ではないでしょうか、とやや不安を覚える)
その後、プロテクター類やゼッケンの着用方法、ヘルメット着用時の注意(インナーキャップを使用する)の説明を聞く。ヘルメットは男性用、女性用ともにS,M,Lの3サイズ。プロテクターにはサイズ表示はなく、マジックテープで各自合わせて留める。(だいぶくたびれており、教習中何度も外れた。次回からは取りにくい棚の上か下にある、なるべく使い込まれていないプロテクターにしようと決意)
準備ができたところで、各自のバイクを割り当てられ、実際にバイクに触れる。
まずはサイドスタンドをはらって支えるところから。前輪ブレーキの右手レバーは自転車と同じと説明を受けるが、あまり意識したことがない。バイクを押して歩いてみる。ぐるりと回る。教習コースには出ず、全て二輪教習控室前のスペースで行った。バイクの左手にいる自分の身体にやや傾けて、腕ではなく、腰で支えるように。事前に教習本や市販の教習DVDで予習したので、車体が重いことは重いが、ゆっくりとなんとかこなす。
次に3人縦に並んでわざとバイクを倒してひき起こし。腕では決して起こせない、腰だけも腰を痛める、シートに胸をつけて脚の力を使う、と言われるが全く起こせる気配がない。3名中、3回目くらいのチャレンジで1名ひき起こし成功。結局私ともうひとりは全く起こせず、教官に手伝ってもらう。
再びバイクを起こしたところで、センタースタンドを立てたり戻す練習。テコの原理で反動を使ってかかとで一気に踏み込む、と言われたがビクともしない。結局これも教官に手伝ってもらってスタンドを立て、戻すときも手伝ってもらった。どちらも「あまり力を貸していない」と言われたが果たしてそれは本当なのだろうか。
センタースタンドを立てたところで、いよいよエンジンをかける。ここで、普通車免許をMTで取得したか聞かれる。全員MT。「じゃあクラッチやギアはわかってるね」と言われたが、半クラッチやギアの切替はもうほとんど忘れている。大丈夫か。
真ん中にキーが挿してあることを確認。ONにして「N(ニュートラル)」ランプ点灯を確認し、セルモーターを回す(スイッチを押す)。エンジン始動!
左手レバーがクラッチ、右足ステップ前のフットブレーキがリア(後ろ)、左足ステップ前のレバーを下にすると、ロー(1)、その後上に入れると順に2,3,4速になる。アクセルは右手グリップを回す。クラッチの仕組みは知ってますね?ギアを変えるときは必ずクラッチを切って。ギアをうまく繋げないときはエンストします。はい、ひとつずつギア入れて4速にしてー。それができたらローに戻してー。ニュートラルにするには、ローにしてからほんの少し上にギアをあげるよー。普通はニュートラルにしてからエンジンを切るけど、転倒したときにエンジンがかけっぱなしでは危険なので、強制的にエンジンを切るのがキルスイッチ。右手グリップのセルモーターの上にある赤いスイッチ。はい、キルスイッチでエンジン切ってー。次にエンジンかけるときはキルスイッチを戻さないとエンジンはかからないよー。それからギアをニュートラルにして、セルモーター。エンジンかかった?じゃあ、今日はここまで。エンジン切ってキーをOFFにして、駐車しよう。
Nに入っていたはずのギアが何故か1になっていたらしく、キーをOFFにできなかった。教官にギアをNにしてもらう。タバコ休憩中だった別の教官に指導を受けながら、バイクを所定の位置に戻す。キーを抜いて教官へ手渡ししたのち、控室へ戻る。
「質問はありますか?」と聞かれて、「バイクを起こせるようになるんでしょうか?」と聞いたら、隣の私と同じくバイクを起こせなかった男性が苦笑していた。教官は「僕、高校生で普通二輪免許、その後大型も取りましたけど、腕はこんなです」と細いことをアピールしていた。そんなものなのだろうか。余計な力を入れて前輪ブレーキをかけたり、腕で車体を支えていたためか、右肩まわり、右腕上腕部が筋肉痛。当日に筋肉痛が出るだけ良いことにする。
さて、教習は第一段階の見極めまで予約済みだ。予定どおり進めるだろうか。次回の教習は1週間後。